Jury Presidents 2018
審査員長 Khai Tham Meng

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Jury 審査員

Khai Tham Mengは世界で最も受賞数の多いクリエイティブ・ディレクターの一人です。2012年から2016年まで5回連続でOgilvy & Mather にカンヌライオンズ年間最優秀ネットワーク賞を受賞させるという偉業を成し遂げました。

AdageはKhaiを「コミュニケーション業界において世界的に最も影響力のある人物の一人」であると評しています。

ロンドンにあるCentral St. Martinsでデザインと美術史を勉強していたKhaiは、Royal College of Artでフィルム学のMAを取得する奨学金を獲得しました。卒業後、まずはロンドンの、次にシカゴのLeo Burnettで広告に携わり始めました。その後はシンガポールに移り、McCann EricksonとBateysで仕事をしました。2000年にはO&Mにアジアパシフィック地域担当のクリエイティブ・オフィサーとして加わり、8年間連続での年間最優秀代理店賞受賞へと導きました。この期間にCampaign BriefのHall of Fameへの殿堂入りも果たしました。

2009年、Khaiはニューヨークに移ってワールドワイド・チーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任し、450以上のオフィスを有するO&Mグローバル・ネットワーク全体の作品を監督する立場となりました。

ワールドワイド・チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして最初にしたことは、クリエイティビティを社内に行き渡らせる「クリエイティビティの浸透」というコンセプトを社内全体に植え付けることでした。彼が言い出したこのコンセプトは、役職に関わらず、組織に所属する全ての人がクリエイティブでなくてはならないというものです。Khaiがこのコンセプトを熱意を持って貫き通したことにより、O&Mは2012年から5年間連続でのカンヌライオンズ年間最優秀ネットワーク賞と、2016年には初となるAdweek年間最優秀グローバル代理店賞を受賞しました。

素晴らしい作品が代理店を支えていること、また常に素晴らしい作品を制作し続けるよう後押ししているKhaiの役割が評価され、2016年1月にOgilvy & Mather Worldwide理事会の共同チェアマンに任命されました。彼はまたWorldwideクリエイティブ審議会のチェアマンも務めています。

カンヌライオンズで複数のグランプリ賞やチタニウム賞を獲得しているKhaiは、数多くの広告賞で審査員長を務めています。彼はまた業界内外で頻繁にスピーチも行っています。世界経済フォーラムのコンテンツ制作運営委員会に所属した経験があり、Miami Ad School、Berlin School of Creative Leadership、ロンドンのSt. MartinsとRoyal College of Artのマスタークラスで教鞭をとった経験もあります。彼はRoyal Society of the Artsの評議員であり、The Guardian、Camoaign、そしてForbesの寄稿ライターでもあります。

KhaiはMiami Ad School、Future of Storytelling、Twitter諮問委員会、そしてFacebookクリエイティブ審議会の委員をしています。最近ではビル&メリンダ・ゲイツ財団にも参加しました。

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